[DVD] 鬼談百景 【完全版】(初回生産限定版)
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【制作国】:日本
【出演/声の出演】:鈴木謙一, 中村義洋, 白石晃士, 安里麻里, 岩澤宏樹
【監督】:
【音声/字幕】:日本語
【ディスク枚数】:3枚組+【特典映像】(1-10最終話)
【商品類別】:中国正規品
【リージョンコード】: リージョンオール(すべての国で再生可能)
日本公開日: 2016/07/02
【ストーリー】
映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の原作者・小野不由美が初めて手がけた百物語怪談の映像化!
Jホラーを代表する6人の監督が描く10の恐怖。
■ベストセラー作家・小野不由美が初めて手がけた百物語怪談の映像化!
■監督は『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の中村義洋ほか、Jホラーを代表する6人!
中村義洋、白石晃士(『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』『オカルト』)、安里麻里(『劇場版 零~ゼロ~』『バイロケーション』)、
岩澤宏樹(『心霊玉手匣』『ほんとにあった!呪いのビデオ』)、大畑創(『劇場版 稲川怪談 かたりべ』『へんげ』)、
内藤瑛亮(『ライチ☆光クラブ』『パズル』『先生を流産させる会』)と、Jホラーを代表する6人の監督が10の恐怖を手掛ける!
■ナレーションは『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』主演の竹内結子!2つの作品がリンクし恐怖が倍増!
【キャスト】
■「追い越し」:岡山天音、藤本泉、森崎ウィン、吉倉あおい、長井短
■「影男(かげおとこ)」:根岸季衣、山田キヌヲほか
■「尾(つ)けてくる」:久保田紗友、田村泰二郎、眼鏡太郎ほか
■「一緒に見ていた」:淵上泰史、屋敷紘子、重松隆志、中原和宏、緒沢あかりほか
■「赤い女」:高田里穂、加弥乃、比嘉梨乃、石川絢子、和地つかさほか
■「空きチャンネル」:高尾勇次、石賀和輝、谷井優貴、佐々木幸子ほか
■「どこの子」:小野孝弘、野村修一、江森咲輝
■「続きをしよう」:石井蓮、酒井天満、安藤千織、北原十希明、三澤和歩、正垣那々花、矢口凛華、大藤瑛史、江口湊太
■「どろぼう」:萩原みのり、小橋めぐみ、西田薫、忠海蓉子ほか
■「密閉」:三浦透子、細川佳央、西山真来
【スタッフ】原作:小野不由美「鬼談百景」(角川文庫刊)
■「追い越し」脚本、ナレーション監修:鈴木謙一
■メインテーマ:安川午朗
■「追い越し」監督:中村義洋
■「密閉」脚本・監督:白石晃士
■「影男(かげおとこ)」、「尾(つ)けてくる」脚本・監督:安里麻里
■「空きチャンネル」、「どこの子」脚本・監督:岩澤宏樹
■「一緒に見ていた」、「赤い女」脚本・監督:大畑創
■「どろぼう」、「続きをしよう」脚本・監督:内藤瑛亮
「追い越し」監督:中村義洋 ★
「残穢-住んではいけない部屋-」本編の監督作。男女四人がドライブしてると霊に遭う
新耳袋の中の箸休めみたいなしょうもない感じの話。中高生がオチを見てウケそう
「影男」監督:安里麻里 ★★
おばあさんの家に黒い男がやってくる。別に悪いわけじゃないけど、一つの話の1シーンだけ無理やり一つの話サイズに引き延ばして一本にしたような印象だった
「どろぼう」監督:内藤瑛亮 ★
近所の母親の子殺しを予感させる嫌な話。可もなく不可もなく。。母親役の女優さん美人
「一緒に見ていた」監督:大畑創 ★★
教師と肉体関係があった女子高生が、その一時間後に教師に無視され悲観して首を吊って自殺。教師たちが発見し警察が来るまで、その女生徒と肉体関係にあった教師が死体の見張りをする。背後から女子高生の霊が来るので踵を返して後ろを向く場面のカット割りとか、黒沢清の「ドッペルゲンガー」そのままだと思ったが気のせいか。
主人公だけ霊が見えるんじゃなく、第三者も霊にぶつかるのを主人公が見てるという画期的なシーンがあって(その第三者は霊だとわかってない)そこが一番怖くて面白かった。
主人公は嫌な奴なのだが、嫌な奴だと霊障に遭っても「因果応報だな」と、腑に落ちてしまうためか怖さが半減する。やっぱり霊に遭う主人公は善人の方が怖いのかもしれない
「空きチャンネル」監督:岩澤宏樹 ×
高校生の少年がラジオの空いてるチャンネルから女のトークが聞こえる。それを連日聞いてるうちに調子悪くなってくる。ストーリーもつまんないし、妙なCGを多用したりサビの霊が出てくる場面も怖くないし、ラジオから聞こえるトークもつまんないし、一、二を争うしょうもなさだった
「尾けてくる」監督:安里麻里 ★★★ 女子高生が帰宅中、作業着で立っている不審な男を見かける。
最初に作業着の男が振り返る時、絶妙に木の枝や葉っぱで顔が隠れ続けてるショットがカッコいい。作業着の男が立ってるカメラとの怖い距離が毎回絶妙。作業着の男も絶妙に印象薄い不孝顔で男の幽霊としてはベストって感じで怖い顔(キンコメ高橋が逮捕された時みたいな顔)。観終わっても尾を引く、一人暮らしの女の子に見せたい一本
「続きをしよう」監督:内藤瑛亮 ★
子供達が墓場で鬼ごっこしてると一人づつコケて怪我する。怪我した子は帰宅する。最後まで残った子はやっぱり怖い目にあう。何故か鬼ごっこを止めようとはしない。子供が怪我する時にグシャアッ!という凄いSEと共に子供が血まみれになって帰宅する様が、ごっつええ感じのコントみたいで笑った。怪我したら一抜けできるルールなので、血まみれになった子供が「じゃ、僕はこれで‥( ´・ヮ・‘)」とか言って嬉しそうに帰る様が可笑しくて笑った。そういう感じでコントっぽすぎて怖くないし「なんで鬼ごっこ止めないの?」って疑問が観てる間ずっと解消されないから
「どこの子」監督:岩澤宏樹 ×
夜遅くまで残って職員室で作業をしている教師が、おかっぱ&ワンピースというベタな花子さんスタイルの女の子の霊を見かける。この女の子、扉から半分、身を乗り出したり踊ったりしてるが、顔を鮮明に撮りすぎてたり照明が顔に当たりすぎてたり衣装が新品すぎるせいか全く霊に見えない。少女の霊は顔が老人っぽかったりするし何となくフェリーニの「悪魔の首飾り」の少女の霊っぽくしたかったのかなという感じがした。妙なCG使ったり大声で騒いだりつまんないし怖くないし最悪だと思った
「赤い女」監督:大畑創 ★★★★ 女子高生たちが赤い女の都市伝説を話してたら赤い女に遭遇する
「一緒に見ていた」に続いて、これも黒沢清っぽかった。赤い女のキャラや、赤い服の女が学校に出るというとこは黒沢清の「花子さん」を思わせる。
冒頭、女子高生の噂話という体で、昼間の学園に赤い女が普通に立ってて生徒たちがビビるという場面が二回あるがマジで好みな感じで最高。
女子高生たちは、集まって誕生パーティする。このどうでもいいシーンも何故か面白い。女子高生たちが大きく移動しながら楽しんでる様子をマンションの外から撮ってたりして凝ってる(赤い女の視線という意味なのかもしれない)
夜になって彼女たちが赤い女の噂話をし始めたら、いよいよ赤い女が出現しはじめるのだが、Jホラーの他の霊と違って、赤い女は凄い勢いで近寄って来てかなり怖い。
赤い女が出る前にステレオなどの音声が乱れる。
部屋に残った女子高生の部屋に、横向きにバーン!と転がりながら入って来て、こちらに向きを変えて走り寄ってくるシーンは凄く怖いし冴えてるので何度か観返した。
この赤い女はキチガイ風に何かブツブツ言っている。赤い女本人も、まるで何かに怯えているような戸惑ってるかのような態度でいつつ襲ってくるのがすげー怖い。
高橋洋監督の「幽霊に怯える幽霊の怪談」を思い出した。
「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスが、何かに困ってオドオドしてるのが何故か怖いのと似ているかもしれない。
この感情は一体どこから来てるのだろう。「怖い存在が何かを怖がってる=怖い霊より更に怖い何かが在る=ひいては自分の脆弱さ」という種類の怖さかもしれない
赤い女は、どうやら「リング」みたいに他人に話したら相手に感染して赤い女に遭わせて自分は助かる感じのものらしい。
何かそんな理屈がわかってしまうと怖さが半減してしまうのでもっと意味不明でいて欲しかった気もする。だが、それでもこの赤い女の動きやキャラ立ては最高だった。「回路」のつまずきながら歩く幽霊レベルに気に入った
こいつは霊というよりもキチガイっぽい(まあ映画で見る霊の殆どは正気じゃないっぽいし発狂した人っぽいのだが)
これがMVPだと思った。正直、全体的にあまり面白くなかったがこれだけでも観てよかった。これはマジで凄く好き
「密閉」監督:白石晃士 ★★★ クローゼットに気味悪い雰囲気を感じるOL。
男と別れたが、男の荷物がまだあり、それも取りに来てほしい感じ。
閉めても閉めてもクローゼットが少し開いてたりするので、クローゼットの取っ手のところをゆるい紐で結んだりする。こんなんして、ほどけてたらめっちゃ怖いやん。それに、こんな紐結んだりしたら、もし何も居なくても、そこに何か居るという事を認める行動なのでやったらいかん
主人公役の女の子、可愛いが変わった顔で絶妙に暗い雰囲気で演じてて好きな感じ。
主人公が自分に降りかかってたはずの女の霊(こいつも性犯罪で死んだっぽい雰囲気を醸し出してる)と結託したような感じで、カスっぽい男をじっくり殺す話。
主人公が最後に説明的な一言を言うのは要らなかった気がするが、面白かった。
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